「自分ってこのままでいいのだろうか…」
30代になると、そんなことを考える瞬間が増えてきました。
僕自身、出勤前の憂鬱を感じたときや仕事終わりにどっと疲れを感じたとき、そして友人たちの近況を聞いたときに、ふとそんな思いが頭をよぎることがあります。
30代になると「このままでいいのか」と思う理由
僕が「このままでいいのだろうか」と強く感じるのは、出勤前の時間です。
出勤前の憂鬱が、この先の人生でもずっと続くのだと考えると、ふと絶望のような気持ちになることがあります。
仕事が終わると一時的な解放感はあります。
でもそれはあくまでその瞬間だけで、現実が何か変わったわけではないのです。
実を言うと、この感覚は最近急に生まれたものではありません。
社会人になってから、程度の差はあれどずっと持っていたものです。
強くなる時期もあれば、少し落ち着く時期もあります。
内勤の仕事をしていた頃でも、理不尽な上司との人間関係で「このままでいいのだろうか」と感じたことはありました。
そして今は、営業という仕事の不適性や、会議で数字を求められるプレッシャーの中で、その感覚がまた強くなっているのです。
30代にもなると、会社の人の人となりや社内の環境も見えてきます。
そうなると、本当にこの会社に自分の人生を預けていいのだろうか、と迷いが生まれてくるのです。
本を読むことで少しだけ視点が変わった
とはいえ、すぐに仕事を辞める決断ができるわけでもありません。
出勤前に憂鬱な気持ちを抱えながら、それでも毎日会社に向かっています。
そんな状態の中で、僕は自分の考えを整理するために本を読むようになりました。
本を読んだからといって、人生が劇的に変わるわけではありません。
それでも、迷いや焦りを少し落ち着いて考えるきっかけにはなりました。
ここからは、そんなときに読んでよかったと思った本を3冊紹介します。
迷ったときに読んでよかった3冊
嫌われる勇気
1冊目は『嫌われる勇気』です。
この本で印象に残ったのは、「すべての悩みは対人関係の悩みである」という考え方でした。
実際に自分自身を振り返ってみても、人の顔色を伺ってしまうことや、仕事がうまくできないことへの劣等感は、対人関係の中で生まれているものだと感じました。
特に営業に異動してからは、会議で数字を求められる場面も増え、「どう見られているのか」を強く意識するようになっていました。
そのたびに、人の目を気にしてしまう自分に気づく場面も多くありました。
また、「他者の課題を切り捨てる」という考え方も強く印象に残っています。
自分の課題と他者の課題の境界線を知り、自分が信じる最善の選択をすることで、人生はもっとシンプルになるのかもしれないと思いました。
もちろん、実際にこれを実践するのは簡単ではありません。
それでも、この考え方を知ったことで、少しだけ視点が変わり、気持ちが軽くなったように感じました。
幸せにならなくってもいいんだよ
2冊目は『幸せにならなくってもいいんだよ』です。
この本で特に印象に残ったのは、「一つの悩みの水面下には、いくつもの思い込みが重なっている」という考え方でした。
この本では、心をどんより曇らせる39の思い込みが紹介されており、それらに気づくことで、心にゆとりや安心感が生まれると書かれています。
実際に読んでみると、自分でも気づいていなかった思い込みが多くあることに驚かされました。
例えば「会社を辞めると生きていけない」という考え方。
今の会社が自分の人生のすべてだと思い込んでいたことに、改めて気づかされました。
もちろん、この本を読んだからといってすぐに会社を辞めるわけではありませんが。
それでも、言葉にされることで当たり前だと思っていた前提が揺らぎ、少しだけ世界が開けたように感じました。
ポジティブの教科書
3冊目は『ポジティブの教科書』です。
この本で特に印象に残ったのは、「感謝メガネをかける」という考え方でした。
感謝メガネをかけるとは、自分の周りにある「感謝できるもの」に意識を向けることです。
太陽や風、植物、道路をつくってくれた人、整備してくれる人、電柱や電線、そして安全を守ってくれている人たちなど、普段は意識しないものにも目を向けていくのです。
そうやって感謝の視点で周りを見ると、自分はこんなにも多くのものに支えられて生きているのだと気づかされます。
日々の生活に不満を感じていると、当たり前のことに感謝できなくなり、「自分だけが不幸なのではないか」と思ってしまうこともあるでしょう。
そんなときに感謝メガネをかけると、自分の人生も決して捨てたものではないと感じられるようになります。
日本という環境に生まれたこと、今まで社会をつくってきた人たち、そして今こうして生きていること。
嫌なことがあっても、生きているからこそ味わえるものもあります。
感謝の視点を持つことで、不思議と気持ちが前向きになり、少しだけ意欲が湧いてくるのです。
その積み重ねが、自分自身の状態を変えていくのかもしれないと思いました。
本を読んでも人生はすぐには変わらない
本を読んでも、人生はすぐには変わりません。
なぜなら、ほとんどの人が読んでも実行しないからです。
もちろん、今までの自分もそうでした。
実際、本に書いてあることを完璧に実行するのは簡単ではありません。
仮に実行できたとしても、自分には合わないと感じることもあると思います。
それでも、読む価値はあります。
なぜなら、作者が人生をかけて得た教訓を、わずか数千円で知ることができるからです。
たとえ自分には実行できなかったとしても、あるいはやってみて合わなかったとしても、それもまた自分の人生の糧になります。
また、本に書かれていることを全部完璧に実行しなくてもいいのではないかと思います。
自分にできることを少しずつ取り入れるだけでも、何もしないよりは確実に前に進んでいるはずです。
だから僕は本を読む。
いろいろな本から得た教訓の中で、自分にできそうなものだけでも取り入れていくために。
その積み重ねが、やがて自分の理想の人生に近づいていくのではないかと、今の僕は考えています。
まとめ
「このままでいいのか」と思ったときは、すぐに答えを出すのではなく、今回紹介したような本も参考にしながら、自分の考えを整理する時間を持つことが大切だと思います。
まずは読書で自分の気持ちを落ち着かせましょう。
今回紹介した本以外でも読書は、自分では想像もできない世界を、思いつかないような考え方を、僕たちに見せてくれるでしょう。
現実の狭い世界に囚われなければ、どんな人にも無限の可能性が広がっているのではないかと僕は考えています。
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