ノルマに疲れた人におすすめの本

働き方

ノルマに疲れた人におすすめの本

「先月の必達目標についての収穫と課題、それを踏まえて今月の必達目標の構築、目標達成に向けて具体的にどう行動していくのかを発表してください」

毎月の会議でそう言われるたびに、僕は正直、どう言い逃れをしようかということで頭がいっぱいになります。

やるべきことは分かっています。

訪問件数を増やすこと。提案の数を増やすこと。

でも、頭では理解していても、体が動かない。

決してサボっているわけではありません。

日々の業務に追われている実感はあります。

ただ、もし時間に余裕があったとしても、自分がガツガツ営業活動をできるタイプなのかと言われると、自信がありません。

「これが仕事だからやるしかない、やればいいだけ」

そう言われることもあります。

でも、その“やる”が、どうしても重い。

自分の中では、今までも頑張ってやってきたつもりです。

それでも、会社が求める成果には程遠い。

気づけば、仕事のことを考えるだけで気持ちが沈むようになっていました。

僕自身、営業として働く中で、

「なぜここまでノルマがしんどいのか」

をずっと考えてきました。

もちろん、仕事である以上、ある程度の目標が必要なのは理解しています。

ただ、数字だけで評価され続ける環境にいると、少しずつ思考が変わっていきます。

本来は、お客様の役に立つために仕事をするべきなのに、いつの間にか「どうすれば数字になるか」を優先して考えるようになっていく。

さらに、「今月はあと何件必要」「なぜできていないのか」「どうやってやるのか」と繰り返し言われ続けることで、仕事そのものよりも、“評価されること”や“怒られないこと”が目的になっていきます。

僕がしんどかったのは、営業そのものというより、この感覚だったのかもしれません。

そんな中で読んだのが、Think clearly でした。

この本を読んでいて、僕が特に印象に残ったのは「思考の飽和点」という考え方でした。

僕なりに解釈すると、それは「これ以上考えても状況は変わらないのに、同じことを考え続けてしまう状態」のことです。

今思えば、僕は仕事のことだけでなく、人生全体についても同じことを繰り返していました。

「この仕事を続けるべきなのか」

「辞めたら後悔するのではないか」

「自分に向いている仕事は何なのか」

そんなことを何度も考えていました。

もちろん考えること自体は大切です。

でも、ある時から自分でも分かるくらい同じ場所をぐるぐる回っていました。

新しい答えが出るわけでもないのに、同じ問いを何度も繰り返していたのです。

僕自身も、まさにこの状態に陥っていたと思います。

人見知りの自分が営業をすることへの抵抗感。

ノルマに向けた活動報告や振り返りを求められる会議。

結果が出せないと詰められる環境。

そうした状況の中で、気持ちはどんどん沈んでいきました。

「どうすればこの苦しみから逃れられるのか」

そう考え続けても、答えが出るわけでもなく、ただ同じことを何度も繰り返し考えてしまう。

気づけば、「嫌だ」「しんどい」という感情だけが残り、思考は完全に堂々巡りになっていました。

この状態って、今振り返ると「考えているようで、何も前に進んでいなかった」のだと思います。

むしろ、考えれば考えるほど、動けなくなっていった感覚がありました。

Think clearlyに書かれていた「それ以上長く思い悩んでも一ミリも先に進まない」という考え方を読んだとき、まさに自分のことだと思いました。

では、どうすればいいのか。

この本では、行動の大切さが語られています。

でも、この行動が難しい。

なぜなら、考えているだけの方が楽だからです。

僕自身、考え過ぎることが多く、その度に苦しい思いをしてきました。

でも、今までの僕は行動を起こさなかった。

それは失敗を恐れていたからだと、この本を読んで気づかされました。

この本を読んで気づいたのは、問題を解決するために、必ずしも完璧な答えを見つける必要はないということでした。

以前の僕は、

「どうすれば仕事が嫌じゃなくなるのか」

「どうすれば営業ができるようになれるのか」

と考え続けていました。

でも、考えているだけでは何も変わりません。

もちろん、今でも仕事に対する悩みが消えたわけではありません。

それでも、ブログを書き始めたり、本を読んだり、投資を勉強したり、小さな行動を積み重ねるようになりました。

正直に言うと、ブログを書き始めたからといって、人生が劇的に変わったわけではありません。

本を読んだからといって、何かが急にできるようになったわけではありません。

投資を始めたからといって、すぐに会社を辞められるようになったわけでもありません。

それでも、ただ悩み続けていた頃とは違います。

小さくても行動していると、「何も変わらない」という感覚が少しずつ薄れていきました。

大きな答えはまだ見つかっていません。

でも、今は答えを探し続けるだけではなく、自分なりに前へ進むための行動を続けています。

ただ悩み続けていた頃よりは、少しだけ前に進めている気がします。

もし今、ノルマに追われて苦しくなっているなら、一度立ち止まって自分の思考を整理してみるのも良いかもしれません。

考え続けることと、前に進むことは必ずしも同じではない。

僕にとってこの本は、そんなことを気づかせてくれた一冊でした。

無理に前向きになる必要はないと思います。

ただ、同じ悩みを何度も繰り返し考えていると感じるなら、一度立ち止まって思考を整理してみる価値はあるかもしれません。

『Think clearly』は、そんなきっかけを与えてくれた一冊でした。

僕自身、まだ行動することに慣れているわけではありません。

それでも、小さな行動が人生を変えるかもしれないと信じて、自分のペースで進んでいきたいと思っています。

このページが、僕と同じようにノルマに疲れている人や、仕事に行き詰まっている人の助けになれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました