会社を辞めたい人がまず読むべき本3選|感情のまま動く前に思考を整理する

働き方

みなさんは、仕事を辞めたいと思ったことはありますか。

朝、出勤前に気持ちが重くなる。
仕事が終わった瞬間だけ、少し楽になる。
そして夜、寝る前にまた憂鬱になる。

そんな感覚を、一度でも経験したことがある人は少なくないと思います。

一瞬そう思うくらいなら問題はないでしょう。
でも、その気持ちが慢性的に続くと、日々の暮らしそのものが苦しくなります。

僕も、慢性的に仕事を辞めたいと感じてしまう一人です。
出勤前の朝の憂鬱。仕事終わりの一瞬の解放感。仕事の前日の夜、寝る前に再び訪れる憂鬱。
この繰り返しの中で生きてきました。

やりたくない仕事でも、サラリーマンとしてやらなくてはいけない。
でも、辞めようにも生活のことを考えると経済的に厳しく、簡単には辞められない。

その板挟みの中で、「これくらい当たり前に乗り越えられない自分はダメなんじゃないか」と、自分を責めてしまうこともありました。

こうした状態が続くと、確実に人生の質は下がっていくでしょう。

今回は、そんな思いを抱えている人に向けて、
会社を辞めたいと感じている人におすすめの本として、まず読んでよかった3冊を紹介します。


① 感情を整理する本

まず最初に紹介したいのは、ひすいこたろうさんの『幸せにならなくたっていいんだよ』です。

仕事を辞めたいと思っているとき、頭で考える前に、まず気持ちが限界に近づいていることが多いです。

仕事は辛いし、辞めたい。けれど経済的に辞められない。辞めた後はどうしようと不安になる。
大人として、社会人として頑張らないといけない。だからもっと耐えないといけない。
でも本当はやっぱりやりたくない。

そんなふうに考えれば考えるほど、自分を追い込んでしまいます。
思考が堂々巡りして負のスパイラルを繰り返しているときは、本来の思考力がうまく働かず、気持ちが限界に近づいている状態だと感じます。

この本は、そんな状態のときに、一度立ち止まらせてくれる優しい本です。
本書では、「会社を辞めると生きていけない」「頑張らなければいけない」「我慢しなければいけない」といった思い込みを含め、全部で39の思い込みが紹介されています。

そして、その思い込みこそが、心をどんよりと曇らせている原因かもしれないと教えてくれます。

弱っているときほど、「こうあるべき」に縛られやすい。
この本は、どんな自分でいてもいいと気づかせてくれて、少しずつ気持ちを緩めてくれる感覚がありました。

仕事を辞めるかどうかを考える前に読んでみると、まず少しだけ楽になるかもしれません。
僕自身も、無意識のうちに負の思い込みに縛られていたことに気づけただけで、気持ちが少し軽くなり、自分の感情を整理するきっかけになりました。

仕事を辞めたいと思っている人や、心が少し疲れていると感じている人には、特に手に取ってみてほしい1冊です。

いきなり答えを出そうとするのではなく、まずは少し楽になること。
そのための1冊として、最初に紹介したいと思いました。


② 思考を整える本

次に紹介したいのは、岸見一郎さんと古賀史健さんの『嫌われる勇気』です。

気持ちが少し落ち着いてきたあとでも、「なぜこんなに苦しいのか」が分からないままだと、同じことを考え続けてしまいます。
仕事が嫌なのか、自分が弱いのか、それとも環境の問題なのか。答えが出ないまま思考がループするのです。

この本は、そうした状態に対して、「人はなぜ悩むのか」という構造から整理してくれます。
特に、「他人の期待」と「自分の人生」を切り分ける考え方は、働き方に悩んでいるときほど強く響きました。

また、この本では「すべての悩みは対人関係の悩みである」と説いています。
悩みを完全に消し去るには、宇宙の中にただ一人で生きるしかない。しかし、それは現実的ではない。
だからこそ、不満のある現状を変えるには、自分の捉え方や選択を少しずつ見直していく必要がある、という考え方が示されています。

正直に言うと、これを読んだからといって、すぐに自分を変えられるわけではないと思います。
僕自身も、「変わる勇気を持て」と言われても、簡単にはできないと感じました。

それでも、それまで「ただ仕事が嫌だ」としか思えなかった状態から、
「何が自分を苦しめているのか」を少しずつ切り分けて考えられるようになった感覚がありました

すぐに答えが出るわけではありません。
ただ、苦しさの正体が少しずつ言語化されていくことで、それだけでも気持ちは少し楽になります。
正体不明だった悩みの輪郭が、少しだけ見えてきたような感覚でした。

現状を変えるために自分を変えるという選択もあるし、
不満や不自由を受け入れて、そのままでいるという選択もあります。
どちらが正しいかをすぐに決める必要はありません。

少なくともこの本を読んだとき、今は今のままで考えてもいいと思えました。

感情が少し落ち着いたあとに、「なぜこんな状態になっているのか」を整理する。
そのための1冊として、次に紹介したいと思いました。


③ 判断軸をつくる本

最後に紹介したいのは、武田双雲さんの『ポジティブの教科書』です。

正直に言うと、僕は「ポジティブ」という言葉に対して、どこか違和感を持っていました。
無理に前向きになろうとするほど、かえって苦しくなることも多かったからです。

「大丈夫」「なんとかなる」と言い聞かせても、現実は何も変わらない。
それどころか、自分の本音を無視しているような感覚になって、余計にしんどくなることもありました。

この本を読んで感じたのは、ポジティブとは「無理に明るくなること」ではなく、「物事の捉え方を選び直すこと」だということでした。
現実を無視するのではなく、どう向き合うかを少しずつ変えていくのです。

たとえば、今の仕事が辛いという事実は変わりません。
でも、「このまま耐えるしかない」と決めつけるのか、「他の選択肢もあるかもしれない」と考えるのかで、見え方は少し変わってきます。

すぐに前向きになれるわけではありません。
ただ、考え方の幅が少し広がるだけで、選択肢がゼロではないと思えるようになりました。

この本では、「感謝すること」がとても大切にされていました。
日常のほんの些細なことに気づき、感謝する。
それだけでも、少し目の前の世界が明るく見えるような感覚がありました。
まだまだ、自分の知らない考え方や選択肢があるのかもしれないと思えました。

会社を辞めるかどうかという判断も、感情だけで決めると後悔しやすいでしょう。
この本は、そうしたときに「どう考えればいいのか」という軸を整える助けになりました。

思考を整理したうえで、最後に「どう捉えるか」を少しだけ変えてみる。
そのための1冊として、最後に紹介したいと思いました。


まとめ|すぐに答えを出さなくていい

会社を辞めたいと思ったとき、多くの場合は「辞めるべきか、続けるべきか」という答えを急いでしまいます。
でも、本当に大切なのは、いきなり結論を出すことではないと思っています。

まずは、限界に近づいている気持ちを少し緩めること。
次に、なぜそう感じているのかを整理すること。
そして最後に、どう捉えるかを少しだけ変えてみることです。

今回紹介した3冊は、その順番で自分の状態を整えるための本です。

・『幸せにならなくたっていいんだよ』 → 感情を整理する
・『嫌われる勇気』 → 思考を整える
・『ポジティブの教科書』 → 判断軸をつくる

どれか1冊だけでもいいと思います。
今の自分の状態に合いそうなものから手に取ってみてほしいです。

すぐに人生が変わるわけではありません。
でも、少しだけ考え方が整理されるだけで、見える景色は変わってきます。

僕自身も、まだ答えが出ているわけではありません。
それでも、「どうすればいいかわからない」という状態からは、少しずつ抜け出せている感覚があります。

すぐに答えを出さなくて大丈夫です。
まずは、自分の状態を整えることから始めてみてもいいのではないでしょうか?

少しでも、自分の中に静けさを取り戻すきっかけになれば嬉しいです。

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